もうひと頑張り

 もうひと頑張り
9月になって例年通りあちらこちらで道路工事が増えてきましたね。店長のお気に入りコースでも舗装の補修工事がはじまって、今は道路を削って均している最中のようで数キロにわたって路面が荒れている状態です。砕石などの小石も発見しづらくパンクの危険性も増します。荒れた道路を走るときは皆様もどうぞお気をつけください。

今日はその道路を通ってワンウェイコースの往復35kmを走ってきました。このコースは折り返し地点に1.5kmくらいの緩い上りがあって、その上りはすべてアウターで通しましたが最後はローギアの23まで使って心拍168。かなりきつかった。10分休憩を入れました。5分間ダウンして5分間は止まって休む。もがきではないけどけっこういいペースで上っていたので、あそこまでと決めて最後はダンシングで踏ん張っていたら終了直後は完璧な酸欠状態。一瞬倒れそうになったあの感覚は久々です。腕まで痺れたのも久々。胃にも負担が掛かって痛かったからすぐには走り出せなかった。

先週は絶不調で相当に回復力が落ちていたからまたアミノバイタルを用意しました。おとといはLSDペースで26km、昨日は休みにしたけど今日も走り始めから少し足が重かった。以前と同じ速度を維持させるためには心拍は変わらなくとも2割増しくらいで踏み続けなければいけないような感じで、筋疲労ではなく体内に溜まっている乳酸で血流が悪くなっているようなそんな感覚を覚えます。あくまで感覚。

先週末から飲み始めたアミノバイタルで少しは改善しているのかな。日曜日に2時間くらい乗ってまたちょっと負荷を掛けることができたからきっとアミノ酸の補給がよいのでしょう。今日も後半、大きな筋肉を意識的に使うよう1枚ギアを重くして3分ほど高速ペースを維持するトレーニングを行う。大腿の筋力も少しアップしているようです。

平地では高速になると踏み抜くという感覚が大事ですが、市民レーサーの方のフォームを見ていると、おそらくこういうペダリングをされている方は少ないと思います(あるいは知らなければ全然されていない?)。カウンセリングプログラムでも体幹、いわゆる腰まわりの重要性をご説明していますが、このペダリングは腰を安定させて大腿から力を生み出すような感覚が養われていないとうまく回せません。踏むだけ、極端にいえば円運動ではなく上下のペダリングになっている方が多いと思います。
端的にわかりやすいのは高回転の時で、例えば130回転とかを継続して回せるかどうか、固定ローラーで高回転の際にフリーのラチェットにカタカタと遊びが生じる場合は回すペダリングになっていません。
よく引き足とか言いますが、トラックレーサーの固定ギアでも使わない限り、ロードでは引き足は使いません。というか必要ありません。その代わり大事なのが、この「踏み抜く」という感覚。この場合、ハンドルは押しているイメージです。

速く走るためにはもちろん心肺能力や筋力などフィジカルな部分が一番重要でそこが基本となりますが、プラスαでもっと速く走るために大事なこともいろいろあります。フォームもそうだし、それに関連するマシンのセッティングも大きな要素ですね。体力とライディングフォームは密接な関係があって、ビギナーの方は同じようなフォームで乗られている傾向にありますね。店長はその方のフォームを見るとその方の体力レベルが大体わかります。

体力アップのためには効率の悪い(力の入れにくい)フォームではせっかくのトレーニング時間がもったいないですね。店長もきつく感じるときほど基本に忠実にいつも効率の良いフォームを意識して走っています。
とは言っても今年のきついトレーニングは10月4日の市民大会まで。それまでもうちょっとだけ頑張ります。タイトルは、もちろん店長のことを言っております^^


ところで、今回のツール市民レースで物議を醸した一斉スタートの件、一部先回の日誌でも触れていますがこのように今後も開催側の諸事情にて今年と同じ形式でやらざるを得ないようです。今後も現状のままだとおそらく300人強の一斉スタート。参加する場合はご注意ください。クリテのほうも。