パンク

 パンク
先日、数年ぶりにパンクしました。原因は、タイヤがあまりに軽すぎたから。7月24日と28日の記事でも紹介してますが、145gの超軽量タイヤVittoriaウルトラスピードはやはりヒルクライムとか路面のきれいなレース専用に使用したほうがよいようです。先週の練習会でローテーションしている時に、先頭から路面状況の合図がなかったため少し舗装が剥がれていた路面の段差でリム打ちをやってしまいました。

空気圧は出発前に前後とも10気圧を確認。もちろんこんな高圧にするのはゴムが薄いこのタイヤだから。しかしそれでもリム打ちヒットで後輪が2箇所1cmくらい裂けていました。
高速でローテーションしていると、後続は前方の状況がまったくわからない状況で付かざるを得ません。40キロだと秒速11m。3秒で30m以上進みます。3秒などあっという間です。合図が遅いと後ろのほうでは通り過ぎてから前へ習えで合図しているケースも見受けます。ローテーションでは先頭はいつも責任重大。合図のあるなしがこういうアクシデントに遭遇するかどうかにも関係してきますね。とはいっても、今回、ガツンときてこのショックでパンクしたのは店長だけなんですが^^;

高速ローテーションではかなりきつく感じる場合は判断が鈍ることもあるかと思います。早め早めの合図が必要ですね。
ちなみにきついと下を向いたまま走る方も居ますが、一般公道では危ないからどんなにきつくてもまっすぐ前を向いて走ったほうがよいですね。一人の時も、集団の時も。特に集団走行では下を向くと蛇行する原因にもなるし、それが落車を引き起こす要因ともなりかねません。ご注意を。

ところで、ローテーションではあまりにきついと交代した時に後ろに付けないこともありますから、先頭を変わる場合はいっぱいいっぱいになってから変わるのではなく余力を残して変わったほうがよいですね。プロでも逃げている時など小集団の場合は先頭交代は10秒から15秒くらいで変わっています。仮に50キロペースだと引くのは200mくらい。長い距離は引きません。そしてローテーションで足を休める場合は車列の後に付いてから休むようにします。ローテーションはこの繰り返し。こういう走りも練習の時から身に付けておきたい走行テクニックの一つですね。そして練習だけでなくレースでこそ活かしていきたいですね。

さて、そういうわけで、今週末もアティック.杯の下見を兼ねて前回と同じコースを走るからタイヤを換えることにしました。IRCから今月上旬発売予定の「ROAD LITE」は、メーカーからの出荷がまだ目処が経たないとのことで、今回は別のタイヤを選択。やっぱり走行抵抗の低い20Cがいいので、店の在庫品パナレーサーのVALIANT EVO 2を試してみます。
VALIANTの20Cはすでに廃盤モデルで現在はVALIANT EVO 3になって23Cからのサイズ展開ですが、耐パンク性と走行性能を高次元でバランスしているロードタイヤとのことですから、はたしてどういう走行感覚なのか楽しみです。ロードの場合はタイヤで走行感がまるで変わってきますからね。肉厚も測ったら3mmあるのでウルトラスピードのような心配もしなくて済みそう。どうぞこれでしばらくはパンクしませんように。