GIOS エアロライト

 GIOS エアロライト
今日の組み立てはGIOSのカーボンバックモデル、エアロライト。アッセンブルはシマノのフルコンポーネントTIAGRAで、余計な神経を使うこともなく普通の作業で一発でセッティングOK。

今回のエアロライトはお客様から頂いたご注文品で、もちろん入荷は箱組である程度は組まれてくるのですが、バーテープまですでに巻かれているようなメーカーと違って、GIOSの場合はショップの組み付けノウハウが割といかせるバイクです。今回は女性のお客様ですからブレーキレバーもいつもよりも若干高めにセットしました。FDの取り付け位置も、一旦固定ボルトを緩めてフレームにバンド跡が付いていないことを確認して少し下げる。跡が付いている場合はしょうがないからそのままにしておきますが、プレートとギアの歯先が離れすぎると変速性能が落ちてしまいますから、可能ならいつもセットしなおしています。

今日も午前中はそのちゃんが居たから組み上がったのは夕方。土曜日は妻がしばらく歯医者通いをするため午前中いっぱいはそのちゃんが店番しています^^
お客さんが来られたらベビーカーに移動ですが、最近はずいぶん元気がよく独りでしゃべっている時もありますから、店で見掛けたら手でも振ってあげてください。たぶん振り返してくれます^^。(機嫌悪くなければ・・)

ところで、このエアロライトに装着されているティアグラのSTIレバー、4500シリーズからオプティカル・ギア・ディスプレイが装備され便利になりましたね。フライトデッキが使えない分、このディスプレイがギアの位置確認に役立つと思います。特にレースの時は今どのギアを使っているか把握しておいたほうがよいですからね。

しかし、ティアグラSTIは、便利な反面、一つだけ困った問題を抱えています。使用中は問題はなく、困るのは作業をするとき。ご自分でシフトワイヤーを交換したことがある方なら必ずご経験があるはず。

これはおそらく設計ミスだと思いますが、左側レバーにフロントのインナーを通すときに、ティアグラはレバー内のインナーを通す穴がずれていてすんなりと通ってくれません。反対側からインナーの先っちょをずらしてリードしてあげないと絶対に挿入できません。しかも、レバーをハンドルに装着したあとだとこの作業はとてもやりにくい。ユニット内部が暗くて見えにくいから。
しかしですね、今日いい方法を思い付きました。こちら。わかりますか。このように先っちょを少し曲げてあげればよいのです。これで無事解決。これまでの無用な時間がこれで大幅に短縮です。
この方法はカンパのNewエルゴパワー・ウルトラシフトにも使えます。ブラケットのアウターをリードする溝がハンドルの前側と後側の両方に対応していますが、新しいウルトラシフトは通常のやり方では挿入させるのはまず不可能と思われるほど困難ですがこのテクニックを使えばすんなり作業できます。カンパユーザーは一度お試し下さい。

ティアグラもカンパもお困りの方が居たらどうぞ教えてあげてくださいね。もちろんワイヤーを通したあとは元に戻さなければいけないから作業はくれぐれも慎重に。

先週、東京から来られたツーリング中の方がGIOSのロードをメンテナンスでお持ちになられたのですが、最近、GIOSも人気がありますね。