高負荷トレーニング

 高負荷トレーニング
今日はちょっときつかった。8: 30スタートだったから、距離は14kmと短かったけど、アップ3kmとダウン2kmを除いてインターバル的に走りました。1本目、2本目はまだよかったけど、3本目になってから向かい風のため開始後300mで失速。筋疲労で耐えられなかった。まだ水曜日の疲労が抜け切れていないようです。今日はアベレージ27キロ、31分間で終了。

今の店長の体力くらいだったら高負荷トレーニングは週2回までですね。今日は2kmインターバルを6本入れた35kmコースを予定したものの、5: 30から急に雨が降り出し予定を変更しました。でも、それが却ってよかったようです。今日の状態ではきっと予定していた内容はこなせなかったから。クールダウンの最中、補給食も取れないほどでした。

体と相談しながら行わなければならない高負荷トレーニングですが、乳酸に耐えうる能力を養うには必須のトレーニングでもあります。どれだけの強度をどれだけの時間行えばよいかは体力ごとに人それぞれ。適切な強度と時間と頻度で行えば確実にパフォーマンスアップします。しかし、自分はまだ有酸素レベルが低いからそこをもっと上げていきたいという方にはおすすめしません。

体力レベルの判断は簡単です。心拍測定してAT値がその方の運動能力の何%にあたるかを調べればすぐに判断できます。でもこれは、私がこれまでの自分自身の経験とこれまでカウンセリングプログラムを受けられた方々の測定データを基にして判断していることだから、外部に公開すべき内容でもないので控えておきます。(おそらくこういう資料は、様々な要素が絡んでくるので文献などにも出ていないでしょうから興味があるとは思いますが・・)
ご自分で心拍測定できる方は、スポトレ講座にトレーニング内容ごとの運動強度を紹介していますから参考にしてください。大事なのはATを基準にして、体力ごとにどういう能力を養いたいかです。そのためにどういうメニューを組むか。そこを間違うと目的と外れたトレーニングともなりかねません。ご注意ください。

昨日のカウンセリングの方にも測定結果から得た解析データに基づき具体的な週間メニューをお作りしましたが、基本的に有酸素レベルを上げるトレーニングをメインにして、高負荷トレーニングは外しています。というか、まだ取り入れる時期ではないと思うから一切触れていません。やると体を壊すかもしれないし。これからご予定されているレース活動を始めたときに、今よりも、AT値が運動能力の+5%アップしたら取り入れてもよいと思います。もしこの日誌をお読みでしたらご参考にしてください。


いつだったか、高負荷トレーニングは心肺機能の強化としてはマイナスだということを書いた記憶があります。少し訂正します。正確には有酸素能力の運動レベルを上げるためにはマイナスですが、乳酸耐性トレーニングとしての酸素活用アップを目的とするトレーニングとしては効果大。

高負荷トレーニングにもいろいろあって、勾配と距離、そして使用するギアと回転数によって目的が異なります。例えば、上りで、回転数が70回転を下回る時のスピードと、軽いギアを使って70回転を上回る時の高回転でのスピードでは感覚は同じでも心拍数に違いが出てくると思います。店長は違います。重いギアでパワーライディングしている時はかなりきつく感じていても心拍数は上がりません。大体160拍どまり。これがインナーで高回転で上っているときは同じ感覚だったら170拍くらいになっています。

これは筋肉の筋原線維の収縮スピードの違いによって心拍に表れるのだと私は思っていますが、このことからも、有酸素能力を上げるためには高回転で走ったほうがよいとい推論が成り立ちますね。
自分でも心拍測定をしてきた際に、負荷が高すぎると心臓はまだ余裕があるのに筋肉がいっぱいになって最後まで続けることができなかったことがありました。昔、道体協主催でスポーツ科学委員会の先生方にチームで最大酸素摂取量などの体力測定をしてもらったことが何度かあるんですが、その時もエルゴメータを用いた使用機材の関係から同様の経験があります。

高負荷トレーニングは筋肉の耐乳酸性と筋力アップを目的に行うときはプラスですが、有酸素レベルの向上にはマイナスです。いつの時期に行ったらよいのかその体力レベルと、トレーニング全体のバランスを考えて行いたいものですね。


閑話休題。


今日も書いているうちに話が思いっきり外れてしまいました^^
最近、後輪のハブにガタが出やすいのは、10気圧もの高圧にしているせいでしょうか。いつもトレーニングが終わったらタイヤを点検するんですが、今日も少しガタが出ていました。

タイヤも早めに変えたほうがよいかもしれない。ビットリアのウルトラスピードはあきらかに減りも早いし、今年いっぱいは持たないかもしれない。
今度IRCから発売される「ROAD LITE」というタイヤが近々入荷する予定ですが、これを一度試してみようかな。値段も手頃だし、コンパウンドは「フォーミュラHC」と同じで、トレッドは旧レッドストームと同じトレッド。謳い文句は、「耐磨耗性に優れ、転がり抵抗が低く、シリカ配合で高いグリップ力」とあるけど、これが全部及第点なら文句なくおすすめ。まずは一度使ってみます。