セレーションの適応性

 セレーションの適応性
今日は一日いっぱい雨でしたね。月曜と水曜に強度の高いメニューを組んだので、先週金曜以来の休養となって体にはちょうどよかったです。明朝は上がりそうだけど路面が乾いているかが心配。

店のほうはさすがに一般の修理はゼロ。子供がエアを入れに来てくれた1件だけです。雨の中濡れながらありがとう。でもロードのお客様が何人かいらっしゃって、今日も楽しい時間を過ごさせてもらいました。その中のお一人は某テレビ局のお客様で、北海道のサイクルスポーツ人口の爆発的な増加につながるような、そういう可能性をも秘めた興味深いお話などもお伺いできて(店長の話は 1割くらいで聞いておいてくださいネ^^)、今後、日本の中でサイクルスポーツの伸び率ナンバー1は、絶対に北海道なのだと私は確信しました^^

さて、本題です。

チームの高校生S君が今日持ってきたのはシマノホイールWH-6600。彼は高校生だからレースの時には使用するギア歯数に制限があります。で、現在使っている14トップの10SコグがWH-6600に使えないからボディを交換できませんかとの相談でした。結論。交換はできません。
実は店長もそれぞれホイールごとのボディ互換性というものは情報がなかったので、メーカーに確認しました。回答では、MTBの一部を除いてフリーホイールボディには互換性がないとのこと。ロードは全部×でした。そうだったのか。残念。

ここで、WH-6600ホイールになぜ14トップギアが使えないかを説明しておきましょう。WH-6600は10スピード専用モデル。105やデュラエースモデルは9Sも使えて1mmスペーサーを使って10Sにも対応させています。ところが、アルテグラモデルのWH-6600やR-601はセレーションの深さが違うから使えないのです。セレーションとは、スプロケットとフリーボディが噛み合う溝のこと。ここの形状が違うのです。
左の写真がそれを説明しているイラストですが、こちらの拡大画像をご覧いただくと上述のことがよくわかると思います。
ちなみに、以前、通販でMAVICのホイールに10Sの1mmスペーサーを使用せずギアチェンジがおかしいとおっしゃるお客様がいらっしゃいましたが、それ以来MAVICホイールのページには新商品を掲載するたびに注釈を入れるようにしました。
また、MAVICホイールにはシマノ用では専用スペーサーが1個付属していますが、ボディの長さはカンパ用と共通でセレーションの形状のみが違う仕様となっていることからこのスペーサーが入っています。これをセットしないとさらにチェンジに不具合が起こります。MAVICホイールではくれぐれもご注意ください。

話を戻して、シマノホイールWH-6600にトップギア13T以上をセットして使うことをお考えの方は、この組み合わせは使えませんから最初から別のホイールをお選びいただいたほうがよいと思います。ご参考まで。


さてと、例のサイスポ掲載の原稿も昨日送ったし、また明日からバンバン練習に力を入れていきます。アミノバイタルかなりいいみたいです。回復力が全然違います。それと、もっと良さそうなのを教えてもらったので現在お試し中。こっちも楽しみ。

おっと、日誌を書いている最中にパンク修理が1件。ありがとうございました。雨もそろそろ止んできたようですね。もう明日まで降りませんように。