ツールド市民レース

 ツールド市民レース
ツールド北海道協会から資料が届きました。役員向けの資料の中には、国際レースのテクニカルガイドと一緒に市民レース参加の方々にお渡しするプログラムも同封されていました。
14日の個人ロードは91kmコースと48kmコースの2クラス。91kmのほうは圧倒的にステージレースへの参加者が多いですね。この中には過去に本戦へ参加された方もいるから熱い走りが展開されるのではないでしょうか。でも、多くの方に完走してもらいたいのはやまやまだけど、足切りタイムが43km地点で12分はちょっと厳しいですね。
道路使用許可の関係からこのタイム設定になっているものと思います。平地主体だったらまあ問題ないけど、問題となるのは23km地点までのおよそ5kmにおよぶ上り坂。標高は352mと大したことはないものの、序盤は緩やかで後半にジワジワ足に来だした頃に勾配がきつくなる嫌らしい上りです。ここを過ぎたら約8kmは延々と下りが続くので、もし集団が崩れずその集団から切れたらちょっとやばいです。もしくはたぶん途中でいくつかの集団ができるでしょうが、その集団が前を追う気力が薄かったらこれもやばいです。なぜかというと、74km地点でもう一回足切りがあるから。

まあ、この足切りタイムは仮想アベレージを基に計算されていますから、実際の先頭走者の通過タイムによって変わるものですが、43km地点は48kmクラスのスタート地点。スタート時刻は10時45分オンタイムでの予定となりますので、この時間に間に合わない選手は否応なく競技中止となります。実際には足切りは10時45分よりももっと早く行われるものと思います。(当然ですが)
8kmの下りが終わったあとには48kmクラスのスタート地点までまた上りが待ち受けているから更に厳しくなりますね。このコースは店長も過去に本戦で走っていてほんとに厳しいコースでした。さっきの5kmの上り始めで調子よく先頭引いていてあとからエライめに合いました。(この年は風邪をこじらし翌日あっけなくリタイヤ、苦い経験です^^)

今年の個人ロード参加者は総勢397名。91kmが86名、48kmは311名の方々でレースがなされます。参加される方皆さん全員がこのレースに全力を振り絞り、そして悔いのないレースとなるようご健闘を祈ります。資料をご覧になりたい方には、距離や標高などお渡しできる部分のみのコピーを差し上げますのでお声掛けください。

店長は、前日の役員会議にも出なければいけないようですから、夕方で営業を終えて夕張の現地に向かいます。来週の土曜日13日はおそらく4時か遅くとも5時には店を閉めると思いますからよろしくお願い致します。

当日はレース中、48kmクラスで審判車COM 2(Commissaire'car 2)で皆さんの走りを見守ることになると思います。くれぐれもセンターラインなどオーバーしないよう交通ルールと参加規則を遵守してご参加下さるようお願いします。
国内では、レースの使用で関係当局からは左車線しか許可を受けていません。危険回避のためならまだしも、過日行われた道北のサロベツでも意味のない後方からの割り込みが多くてそのたびにその選手達は右側を走行していました。下りでも危険を顧みず(知らず?)そういう走りをしていたし、挙句の果てには接触して落車の原因を作りそうになっていました。考えられないことです。もっと走り方を知って欲しい。
前に上がるのはいいけどその選手達は先頭を引きたくないから割り込むんですね。後方から上がれるということはペースが遅いということ。目に余るセンターラインオーバーに、そのうち頭に来たからペースを上げるため自分で先頭に出て行って集団を引きまくりました。

市民レースといえども観ていて美しくきれいなレースをしたいものです。ルール違反でペナルティなど受けないようご注意下さい。ゴールでなど、市民レースでも順位に影響を与える行為には降格や失格もあり得ます。(斜行や押圧、その他悪質な行為)

そういえば、過去に風向きによりアタック防止で右側走行を止めなかったステージが、主催者判断で途中で競技中止となったこともありましたね。