呼吸法

 呼吸法
今朝もやっぱり雨だった。2日続きの朝練休みに気ばかりが焦ってる店長です^^
でも夏風邪なのか軽く喉が痛いから休養でよかったのかも。昔は3日休めばただの人とか言われていましたね。日課となっている今のトレーニング環境としては、走れないことを意識することはいいことです。

最近いかに効率よく体力アップを図ろうかと気持ちが再燃している店長ですが、そのうちの一つ、今日は呼吸の仕方について書いてみようと思います。
普段走る時に呼吸を意識しているでしょうか。苦しくなればもちろん浅い呼吸となってしまいますね。疲労物質の乳酸で筋肉が固くなってしまい動きも悪くなるためスピードも落ちてしまいます。そこで、より多くの酸素を体内に取り込み有酸素レベルを上げていくためには呼吸の仕方がとても大事です。
大事なポイントはAT心拍レベルでは深い呼吸を意識するということ。深いといっても吸うほうではなく吐くほうを意識することがもっとも重要です。使われたエネルギーは燃えカスとなって呼気ガスにより体外へ排出されますから、それをできるだけ多く排出して排出した分だけより多くの新鮮な酸素を体に取り込むことができれば、さらにそれがエネルギーの基となります。

ただ、自転車の場合はランニングなどと違って息を吐く時は持続的に吐いたほうがよいですね。何故か。ランニングと違い自転車は円運動でペダルに力を加え続けながらエネルギーを生み出すスポーツだから。自転車では吸う時間の倍くらいでゆっくり吐くようにしたほうがよいと思います。吐いた分だけ自然と体内にまた新しい酸素が供給されますから、意識はあくまで吐くほうにです。しかも肺胞の二酸化炭素をすべて吐ききるようなイメージで。慣れないと苦しいと思うけど初めて聞く方は実践してみてください。ミドルペース以上AT前後までのトレーニングの時に有効な呼吸法です。レース強度でいっぱいいっぱいの時は無理ですね。

TTの時など酸欠で倒れるような時には写真の酸素スプレー缶が回復も早く便利ですが、店長の自宅ではこんな秘密兵器もあったりします^^

昔のチーム、チェブロでヨーロッパ帰りのチーム員Ⅰ君にアシストしてもらっている時に、彼はレース中にも関わらず呼吸の仕方を私にアドバイスしていました。アシストのお陰でそのレースでは2位でしたが、かなりつらそうな呼吸をしていたんでしょうね^^