中古ロード

 中古ロード
先日、道南の八雲町のほうからお客様がご来店くださいました。仕事で忙しいためほとんどロードに乗れないからと委託販売のご相談でした。承知しましたとバイクを点検してみたところ、左のSTIレバーが動作不良。インデックスがまったく利かない状態のためこれでは委託販売ではお受けできない。残念ながら、これはちょっと無理ですねとお伝えせざるを得ませんでした。でも、せっかく遠方からおいで頂いたお客様です。お持込みになられたバイクは、今回は買取りで応対させてもらいました。

で、シマノに修理を依頼して昨日帰ってきたのが左の写真。今では懐かしいアルテグラにモデルチェンジされる前のシマノ600です。シフトレバーがデュアルコントロールレバーになってからは600ULTEGRAに製品名が変更になっているはずですが、ネームプレートにあるのは600の表示だけ。それはともかく、肝心の修理のほうは直るかどうか心配でしたが、シマノで動作確認もしてもらってバッチリ直って帰ってきました。担当のYさんありがとうございました。感謝!

このバイクはトップチューブがホリゾンタル想定で約490mm。700Cですが、ほぼ26インチと同じフレームサイズです。スローピングだから可能なジオメトリーですね。アティック.で取り扱っているメーカーでは現在は26インチロードは生産していないので(写真のこのメーカーでも2006年で終了)、もし26インチモデルをお探しになっている方にはおすすめのロードです。リムはブレーキ痕もなくほぼ新品。タイヤやサドルも新品。ただし、ステムが100mmですから交換する必要があるかもしれません。この状態のままだったら162~3cmくらいの方までだったら乗れると思います。
早く店頭に並べたいんですが、コンポ載せ換えや組み立てが立て込んでいるので早くても来週以降になりそう。

最近も数件26インチのお問い合わせを頂いておりますが、数年前まで各社で出していた26インチモデルがなぜ姿を消してしまったのか、最近の各メーカーのカタログを見るとその理由がわかります。おそらくは女性の方々向けに小さいフレームサイズも市場に多く出回ってきたので、それらは今回のバイクのようにフレーム自体は26インチと変わらないので作る意味がなくなってしまったんだと思います。ロードが普及している証ですから、反面、よい傾向とも受け取れますね。

ちなみに、実は店長も昔26インチロードに乗っていました。何台かオーダーしてロードを作っていますが、一番最初が26インチ。レースに初めて出たのもこのバイク。ズノウでオーダーしたつもりが何故かズノウのマークがどこにも貼っていなかった不思議なバイクで、マファックのレバーにニジのリムとかバーコンレバーなど、いま思えば趣味色たっぷりというか少し風変わりなバイクでしたね^^
なぜ26インチを作ったか理由はまったく思い出せないんですが、昔から人と同じことをするのが嫌いだったので、だから変わったバイクを作りたかったのでしょう^^。でもチャレンジロードで10位に入って店長のレース人生の先駆けともなった記念すべき思い出のバイクです。

結局、その26インチはフレームだけはしばらく持っていたけど、手放す必要が生じて当時お世話になっていた高田馬場のショップで10,000円で引き取ってもらい、身軽になって喜び勇んで京都へと東京を後にしたのでありました。

今日は、26インチバイクが呼び覚ましてくれた懐かしき昔の回顧録でした。