あるパンクの原因

 あるパンクの原因
今年は何だか天気が安定しませんね。7月に入ってからも雨が多いように感じます。今朝は走れたけど明日は終日雨マーク。昨日も日曜練習会の疲労をリカバーしようとしたけど5時から雨が降り出し結局走れませんでした。
また週250kmの目標が遠のいてしまう。明日は強度を上げなければいけない日。豊富が近いから雨でも走ろうかな。でもきっと寒いから体調を崩すのがチト心配。雨の日はパンクもしやすいからそれも心配。路側帯に小石とか溜まりやすいし、砕石なんかは尖がったほうが上を向くからなおさらですね。店長が走っているコースは郊外だからところどころ小石が落ちているのです。

パンクといえば、あるパンクの原因を防ぐ作業方法を昔のブログ日誌で一度ご案内したことがありました。ちょうど最近そのパンクに出くわしたので現物写真をご紹介しましょう。左の写真ではわからないと思うからこちらをどうぞ。

実はこのパンク、店長も選手時代に何度か経験があります。店長の場合は軽量チューブの場合でしたが、今回は完成車に付いていた割と重めのチューブです。しかもその完成車はその時点ではまだ販売前の陳列商品。空気が抜けてきたから補充しようと高圧にしたら、キズ付いていた箇所が割けて穴が開いてしまったようです。チューブを取り外して気づきました。キズ付いていたのはバルブの根元の両端2箇所。その内の1箇所に穴が開いてました。

このパンク、リムの内側なのになぜパンクするんだろうと疑問でしたが、ショップを開いてから原因がわかりました。タイヤのスペシャリスト、パナレーサーの宮路さんとお話している時に気づいたのです。昔の日誌を読んだ方はご存じだと思います。何だかもったいぶってますか^^

原因はですね。バルブ周辺が浮いている状態でそのままエアを注入して高圧にすると、浮いている箇所が必要以上に伸ばされてこのようにパンクしてしまうのです。たぶん知らない方も多いと思います。
対策は簡単です。エアを注入する時にバルブを内側に引っ張るだけ。バルブ周辺をリムに密着させながらエアを入れれば防げます。ぜひお試しください。アティック.でも、ロードを販売する場合にお客様がロードが初めてならば、このことも含めてフレンチバルブのエアの注入の仕方をご説明していますが、ぜひ多くの方に知ってもらいたいと思います。これで無用なパンクを少しでも減らせますから。宮路さんも講演会などでお話されているようです。

しかし、今回のパンク、販売前でほんとよかった。(ホッ)

ちなみに、このバイクに装着されていたチューブのバルブはミシュランと同じネジ山がないタイプ。店長のバイクも昔からバルブの止めネジは使わないからネジ山はあってもなくてもいいんですが、前から不思議だったのが高圧にするロード用チューブになぜネジ山があるんだろうと、そのことが疑問でした。
で、一応、確認のためにまた宮路さんに連絡して聞いてみたところ、やはり先ほどの作業のようにバルブ周辺をリムに密着させるためでした。
バルブのネジ山はフロアーポンプの種類によっては口金のゴムが磨り減るのでそういう点ではマイナスですが、チューブ交換にまだ不慣れな方にとっては確かに便利ですね。でも締める前に、必ずタイヤのビードがリムにしっかり落ちている状態でバルブ周辺がタイヤの中に納まっていることを確認しないとまた別なトラブルが発生してしまいます。まだタイヤやチューブの交換に慣れてない方はくれぐれもご注意を。