嬉しい一日

 嬉しい一日
まだ外で乗る機会があるだろうか。先日降った雪は融ける気配がない。路面は出ているけど雪解け水で濡れたくはないし、そろそろローラー台専用バイクのお出ましかもしれない。

店長バイク、カレラのガゼル君はいつも準備万端整えてここで出番を待っている。室内保管をするまではと洗車もせずにいつもそのまま走りに出掛けていたけど、もうそろそろ仕舞おうかと思う。今年一緒に走った日々を労いながら綺麗に磨いてあげよう。魂の宿るバイクはバイク自身も気持ちよく走ってくれると思うから。きっと。

昨日はチーム員のO君(女性だから、ちゃん付けのほうがよいかな?)のローラー台を一緒に組み立てました。負荷調整機能が付いた、M社独自のVFSというハイブリットモデル。フルード式とマグネットを利用したイイトコ取りのローラー台です。リモコンレバーも搭載されているから任意に強度を変えられ、バリエーション豊かなトレーニングが出来ると思います。

一般的にフルード式は、オイルの発熱温度を利用して油圧がローラーの回転数に応じて変化することで自動的に負荷が変わっていきますよね。ご存じのとおりです。しかし、ここである疑問が湧いてくることもあるかと思います。
それは、ペダルの回転数に応じて自動的にローラー台の負荷(つまり体感強度)が決まってくるのに、どうしてさらに負荷調整が必要なの? という疑問ですね。よくわかります。でも、トレーニングを長い間されていてご経験豊かな方ならおわかりですよね。そう、例えば、こんな擬似的トレーニングをする時に必要な機能です。

外で自転車を使って筋力トレーニングをしたことはありますか?

上り坂でアウターを使ってケイデンス50回転くらいとかのパワートレーニングは、ある一定レベル以上の体力が身についてきた時に、さらに体力アップしていくためには有効な
トレーニングです。
このトレーニング方法を先ほどのローラー台で行う時に負荷調整機能が必要になってくるんですね。

他にも様々な活用方法があると思いますが、基礎的体力をすでに身に付けられた方はインターバル的に使用する時にも便利です。逆にまだ体力に自信のない方は、一定ペースでの持久的トレーニングを中心にして、有酸素レベルを上げることを目的にされるとよいと思います。この場合は、負荷調整はあまり必要ないですね。

M社のVFSを利用される時に覚えておくと便利ですが、VFSは低速~中速ではおもに磁石が負荷を上げていき、中速以上でフルードシステムが威力を発揮してきます。フルード式はオイルの量が多いほど高回転時の負荷強度に有利に働きますが、しかし、反面、それは熱の発生温度も高くなることからユニットの耐久性にも影響が出てきます。VFSはそれを補うために磁力との併用方式を採用しているんですね。
ちなみにVFSでも負荷調整機能が装備されていないモデルは、低速~中速で働く負荷は、負荷調整のあるモデルの7段階負荷のうち2~3段階くらいの負荷となります。


さて、嬉しかった昨日一日はこの時間だけが嬉しかったのではなく、実はTEAMアティック.にまた新しい方が入部されて、そのことが来年の活動につながるチーム運営をしていく喜びとしてさらに嬉しく感じたのです。だって、この時期だからね。嬉しさ倍増^^

入部された方は、今年の実績から来年の活躍が楽しみな方。一緒に走るクラスには今年ランキングトップでシリーズチャンピオンになったチーム員G君が昇格するし、同じくいつもレースをリードする走りをしていたK君も昇格するだろうし、このクラスは来年さらにおもしろくなりそう。今年も積極的なチーム員の走りが目立っていたし、面白いレース運びができそうですね。店長も同じクラスで走れるよう来年はもっと頑張らないと^^