インドアトレーニング

 インドアトレーニング
ローラー台を使ってのトレーニング、オフに入って始めた方も多いでしょうね。

昨日も、ご注文頂いていたELITEのクロノ フルード エラストジェルを1台配達させて頂きました。
いつもアティック.をご利用頂いているお客様でほんとに感謝でしたが、何より嬉しかったのは、営業という面でももちろんそうですがその立場を離れてそれ以上に感動したのは、冬でもトレーニングしていこうというお気持ちを感じたこと。女性の方で春からロードを始めたばかりのお客様です。

シーズン中にレース活動を続けているならオフのトレーニングは当たり前です。室内で自転車に乗るならローラー台も必須ですね。でも、レースとかまったく関係なくロードに乗っていらっしゃる方は、冬になったらバイクから離れてしまう方も多いのではないでしょうか。
店長はもったいないと思います。ロードの楽しみ方はひとそれぞれ。もちろんです。でもシーズン中などでも、お持ちのロードを天気の良い日などたまに乗ってみようかと外に出してみた時にこう感じたことはないですか。

私は高校の時からロードに乗っていますが、社会に出てからの3年間と、京都でレース中心に過ごしていた時期にレースをやめたその後の6年間はロード活動を完全に中断していました。
ロードというより、スポーツとして自転車に乗ることそのものを止めていました。その頃はたまに引っ張り出してきて乗ってはみたものの、ハアハアゼイゼイ、走るたび速く走ろうにも体力がないからスピードは出せず、遠くに走りに出掛けてもつらくて帰りが大変であまり楽しめませんでした。同じような経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

前はあれほど走れていたのにやっぱり乗らないと駄目だなとその時につくづく感じたものです。トレーニングはレースのために行うもの、やめてしまったら関係ないとロードからは遠ざかっていたのです。今思えばほんともったいない。

店長がその時スッパリやめてしまったのは、それほどレースに打ち込んでいた証しとも取れます。しかし、それで生計を立てているなら別ですが、ロードに乗ること自体が趣味としてあるいは生活を豊かにしていくために楽しいと思って乗るのでしたら、レースの活動に関係なく、やっぱり普段からトレーニングとして少しでも乗っているほうがその感じる楽しさも増していくのではないかと思います。それは体力的に余裕が生まれるからですね。(速く走れている時はそんなことなど考えもしないと思うけど、、)

先日17日にも書いてますが、ほんとに今はそう思います。楽しく走るなら余裕が大事ですよね。それには日々のトレーニングが必要ですよね。
トレーニングといっても体力を上げるために苦しい思いをするトレーニングと、現状を維持するトレーニングは違います。店長は、昔、トレーニングは苦しいもの、強くなるためにはいつもきついトレーニングをし続けなければ駄目なのだという誤った考え方をしていました。だから、レースに出なくなった時にスッポリとトレーニングという意識が頭の中から消えたのです。逆に開放感がありました。

やめてからは継続してロードに乗ろうという意識も、体力がないから乗りたいという意識も生まれてはこなかったです。こんなに素晴らしいロードの世界なのに、幅広い楽しみ方があるというのに、当時は、ロード=レースだけというような図式でした。
今はまたレースに関わっていますがトレーニングに対する気持ちは昔と少し違います。少しでも長く乗り続ける体力を養っておきたいという気持ちが強いです。

今回お買い上げ頂いたお客様も、せっかくシーズン中に身に付けた体力を落としてしまいたくない、来年も続けて楽しく乗っていきたいと考えておいでなのではないかと思います。実際そうかどうかはわからないけれども、オフにローラー台に乗るということは、シーズン中にサイクリングで楽しくのんびり走る感覚とは違います。ローラー台に乗るということは理由はどうあれトレーニングをするということ。だから店長はとても嬉しく思って今日の日誌にこのように書かせて頂きました。また長くなりましたね。
(12.1: 一部修正)