フライトデッキの取扱い

 フライトデッキの取扱い
またまた不覚にも風邪を引いてしまいました。数日前に治ったと思ったのに、昨夜からまた喉が痛いです。鼻もちょっと痛いな。まだ引き始めの状態だから、早く治そうと今日は葛根湯の風邪薬を一生懸命飲んでいます。日曜日の走行会までには完璧に治したい。

なんて、私の体調などはどうでもよかったですね。

写真はご存じシマノのフライトデッキ。お使いの方も多いと思います。店長も使っています。便利な機能満載ですよね。何より使用中のギアが表示されるのが他社にはできないシマノならではの画期的機能。(昔からですが)
多段化が進みますます使用ギアがわかりづらくなっている現在の変速システムではこの機能はレース中にも大きな効果が得られます。フライトデッキだったら脇の下から後のギアポジションを確認するなんてこともしなくて済みますね。

そのようにとても便利なフライトデッキなのですが、初めてお使いの方にはマニュアルが難解なのが困ったところ。今回もお買い上げ頂いた方がマニュアルを見てもさっぱりわからんとお持込みになられてこちらで設定しました。
店長も選手時代に初めて手にした時はこのマニュアルにはずいぶん戸惑ったものです。けっこう悪戦苦闘しながら設定を終えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。たっぷり余裕ある時間がある方は腰を据えて理解しようと思うでしょうけど、お忙しい方とかこういう説明書が不得手の方にはさらに難解に感じるマニュアルだと店長もそう思います。

で、これをそのままシマノに伝えました。店長いわく、「これはメーカーの視点で書かれた説明書であって、初めて、特にビギナーユーザーが使用する時に理解しやすいように書かれた取扱い説明書とは言いにくい」とハッキリ申し伝えました。
なぜシマノにそういう要望を出したかというと、来春に発売予定となっている新型SC-7900では高度や勾配計測機能、心拍計機能などさらに高機能化されることから、現在でも初めての方にはわかりにくいのに、それがさらに難解なマニュアルとなったら大変だと思ったからです。

取扱い説明書の制作がどれだけ進んでいるかはわからないけど、電話を受けた方も同じでしたが、とにかく消費者からそういう要望が出ているということだけは社内で検討してもらいたいと願って今回そのようにお伝えしました。
店長が利用しているモデルはSC-6501ですが、現在のSC-6502モデルに付属のマニュアルはSC-6501のものをそのまま踏襲したほとんど同じマニュアル。ということは1回作成されたら編集とか変更などは一切されないだろうから今のうちに伝えておこうとさっそく本日電話した次第です。

昔はポラールのマニュアルなんかもずいぶんわかりにくいものでしたが、現在は初めて使う方にもわかりやすいようガイドされています。フライトデッキのほうは、電池交換などで再設定する際は一度経験しているからそういう場合は大丈夫でしょうが、機能説明を中心的に書かれているから最初に電池を入れて次にどう進めていけばよいのかがわかりづらいのです。

マニュアルは技術者の視点ではなく、はじめてそれを使う人の立場で考えてほしいな。電化製品などはほんとにわかりやすいですよね。マニュアル制作にも多くの費用を割いているのでしょうが。
もうひとつ、シマノ製品の中でせめてフライトデッキは販売する国ごとの言語で制作してもらいたいというのも願い事の一つですが、さすがにこれは胸の内だけに留めておくことにしました。今度のはどれだけぶ厚くなるのだろう。