アンカーRFX8

 アンカーRFX8
アンカーのRFX8カーボンフレーム、パッと見は気が付きにくいけれど凝った塗装をしています。ANCHORの部分を抜いて塗装下のカーボン地肌(と、この場合もいうのかな?)を見せているから、塗装もきれいだけどフレーム全体がさらにカッコよく感じますね。

今回は、現在お乗りになられているバイクからRFX8にパーツを移す組み替え作業。フレームは先週入荷していて週末までに組みたかったのだけれども、結局延びてしまってようやく昨日お渡しすることができました。O様、昨夜は遅くまでお付き合い頂いてありがとうございました。

これまでお乗りになられていたのはスペシャのSequoia。スペシャがレクリエーショナルロードバイクと謳っているように、乗車ポジションが少し立ち気味となる設計ですからヘッドも長く、RFX8とはあきらかにコンセプトの違うフレームです。O様もRFX8を選ばれたということは、もっと本格的なロード走行を楽しみたいと思ってのことだったのかもしれません。(詳しくはお聞きしませんでしたが・・)
なので、納車時にはカウンセリングプログラムの内容で少し時間を掛けてアドバイスさせて頂きました。ギアもトリプルからダブルに変更し、ステムも可変式のものから通常のロードステムに変えられたということはやはりそうなのかなと判断して、ライディングポジションもそれに合わせてアドバイスさせてもらいハンドルポジションもそのようにセッティングしました。これでどれだけ走りやすくなっているか、店長も楽しみです。O様、またお話を聞かせてくださいね。

しかし、やっぱりロードを弄っている時が一番幸せな店長です(^^)。時間も忘れてしまいます。というか、時間など気にせず逆に作業に集中しないといけない場合もあるんですが、特にBBのタップ掛けなどは途中で中断できないため、昨日はパンクのお客様の修理があってもお断りさせてもらいました。雨だったのに続けてお二人も。すみません。
もちろん作業自体は途中で一旦中止できます。が、作業台を移動できないから作業スペースを使う他の修理はできないのですね。お預かりして翌日のお渡しではいかがですかとお伝えしたものの、すぐに修理してもらいたいとのことだったので申し訳なかったけど泣く泣くお断りさせてもらいました。

実は店長苦い経験があって、これは以前も書きましたね。あの経験はもうしたくないです。BBハンガー(以下BB)のタッピングの時は工具とフレームにはちょっとでも振動は与えたくないのです。特にアルミのBBはデリケートだからなおさら。デリケートというのは、スチールと違って素材の柔らかいアルミはねじ山に切り屑が噛みやすいからなんですが、このようにけっこう溜まります。その昔、作業中にこれが中で噛んでしまってあの時はほんとまいりました。大音響とともにタップがバキッと割れて抜けなくなってしまったあの光景は、今でも忘れられません。と同時に、アルミなのに鉄より強いのかと、フレームってこんなに強いんだあと変な感動を覚えたりして・・。
ご来店頂いた際に、もしも店長が一心不乱にBBに向き合っているようだったらご理解くださいね^^

でも、タッピングを終えてBBを装着させる時はこんなにきれいになりますから、どうぞご安心を。

フレーム乗せ替えで(というかパーツを)新調されます際にはどうぞご相談ください。アティック.では、ポジションチェックとかライディングのアドバイスなども含めてオーダーを受けさせて頂いています。
来週もカウンセリングプログラムのご予約が1件入っているのですが、普段からポジションに不安を抱えていらっしゃる方も多いようですね。